Gelände the horse

競馬で勝つための追記式の忘備録

エリザベス女王杯 2020

2020年11月15日(日)15時40分から『エリザベス女王杯 2020』について考察を述べます。今年の大きなポイントは、開催地が京都から阪神2200m(内回り)に変更された点です。コース形状やレースのタイミングが大きく異なるので、過去のデータを利用できるのかは疑問です。一方で、阪神2200mは宝塚記念(G1)で用いられるので、宝塚のデータを流用できるのかも悩ましいです。

前提

使えそうなデータ

今年のメンバーで、阪神競馬場の重賞にて連対以上の成績を納めたのは4頭のみ。
⇒ラヴズオンリーユー、サラキア、ラッキーライラック、センテュリオ

 

阪神芝2200mについて

まず、スタートからの1コーナーまでの直線は525mと長いです。ただし、0-200mは下り坂になっているのでテンは速いスピードになりやすいです。そこから200m-1000mっと緩やかな登り坂からRの鋭いコーナーになるのでペースは一旦落ち着きます。3-4コーナーからは内回りで直線も357mと短いので、早めから仕掛けるロングスパート戦が想定されます。最後の直線は二度目の登り坂になるので、タフネスが求められます。

 

理想としては、スタートを綺麗に決めて前目の位置で好位を確保しながら、前半から中盤を落ち着いたぺースで展開し、早めのスパートをかけて最後まで粘り強く走り切ることが出来れば素晴らしいです。さらに、今年のエリザベス女王杯杯は阪神の開幕2週目なので、馬場も高速化しています。適正が向いている馬を選ぶことが必須だと思われます。


『高速馬場への適正があり、持続的な末脚を使える馬』を探しましょう。

 

有力馬考察

サラキア

北村騎手は2020年の阪神2200mを2-1-0-2っと好成績、6月のG1(宝塚記念)もクロノジェネシスで勝利している点は評価できます。阪神の重賞で連対歴があり欧州の血統を持ち併せているのがサラキアただ一頭というのも好材料です。

2走前の小倉日経OP(1800m)では、ラスト6Fを下りからの平坦とはいえ各11秒で走り続ける持続できな高ラップを見せました。馬格も体重も10kg程度増えており、トモに厚みが出ている。前駆の勝った体形でしたが、後駆が発達して全体的にバランスが取れています。

懸念点としては、頭数少なめのレースでの好走が目立つこと。直近の阪神戦(2019年4月)である阪神牝馬S(G2)は10着と二桁着順(しかし1着と0.3秒差の混戦)。前走の府中牝馬Sのレース後の北村騎手のコメントにて「折り合い不安と長く良い脚は使えない」とキッパリ語っている点。

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センテュリオ

2200mは尼崎Sで2着(2分12秒7)の実績があり、このタイムは出走メンバーで最速(2000mのタイムも最速)。この時の1着馬はメールドグラースはG3を3連勝した後に豪州G1を制覇。昨年のエリザベス女王杯もラッキーライラックに0.3差、ラヴズオンリーユーにクビ差の4着と拮抗。前走オールカマーではジャパンカップ2着のカレンブーケドールを撃破。地力に疑いは一切無し。

2200mの成績も2-2-0-1っと高い適正を見せる(唯一の馬券外は昨年のエリザベス女王杯4着)。年齢的に勝利を狙える(最後の)G1でもあり、昨年はエリザベス女王杯へのステップレースとして新潟記念へ進んだが『今年はより阪神にコース形状が似たオールカマーを選択した』と高野調教師も語る通り、並々ならぬ陣営の本気度を伺える。勝ち負け争いは必須の一頭。

懸念としては、控える競馬をする馬なので前残りが怖い。ただし、確固たる逃げ馬も不在の中で、ちぎられる可能性は少ないか。重賞2連勝の勢いで本格化して臨む本レースに強く賭けたい。

ノームコア

今年はヴィクトリアマイル3着、安田記念4着っとG1で好走が連続した中で、前走の札幌記念(G2)では1人気筆頭のラッキーライラックを見事に差し切っての1着、勢いのある一頭。2019年より1200mの高松宮記念を除いた7戦全てで上がり3位以内。前走でも操舵性の高さを見せ、器用さが求められる阪神内回りもそつなくこなすだろう。

懸念点は、牝馬のハービンジャー産駒は阪神2200mを0-1-0-10っと成績が悪い。前走は確かに見事だったが、横山典騎手も「完璧」と会心過ぎる出来だった。そして、上位人気馬の中で唯一の関東馬、キャリアのほとんどを東京&中山で闘っており、関西輸送はキャリア2回目で初回は2018年のエリザベス女王杯で5着に沈んだ。萩原厩舎が関西戦を不得意としており過去10年で0-2-2-20で、平場/重賞で未勝利。勝ち負けで考えるのは厳しいか。

ラッキーライラック

恐らく最後のG1レース、有終の美を飾れるか燃える陣営。秋から絶好調ルメールが手綱を握るのも心強く、2020年のG1で1番人気に騎乗時は5-2-0-1っと盤石(唯一の6着は宝塚記念)。

しかし、デビュー4連勝後の13戦は2勝と意外と勝ちが少なく、2018年チューリップ賞以降は1人気で勝利無し。好走は堅いが頭軸には躊躇。前走の札幌記念みたく徹底マークされるとキツイか。

ラヴズオンリーユー

近2走から早熟の疑いが出ているが、マイルの距離に不向きだけだった可能性に、府中は本レースへの叩きであり重馬場がダメ、鳴尾は調整に失敗っと見限るには不十分。2000m以上の距離では2-1-1-0と全て馬券内。

上位人気馬では唯一の4歳かつ昨年は同レース3着と地力は疑えない。忘れな草の勝ちっぷりから阪神内回りに高い適正。重賞で最多勝リーディング中の矢作厩舎。

エスポワール

エスポワールは今年新設された芝2200メートルの新潟牝馬S2着から挑む。武豊騎手だけでなく、2015年以降の阪神芝2200メートルでトップの【7・3・2・17】と、好成績を残している角居厩舎という点も魅力だ。